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東根市
地域包括支援センター
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お知らせ

2021/09/15

排泄姿勢

| by センター

排泄が円滑に行われることはとても大切なことです。しかし、「尿意や便意を感じてトイレまで移動し、トイレに入って衣服を下ろし、排泄・後始末をして、部屋に戻る」という一連の流れのどこか1つに問題が起これば、排泄障害が発生します。

たとえば排便の場合、前傾した座位姿勢では、直腸肛門角120度になり、一直線に近くなり、排便しやすくなります。また前傾した座位姿勢では、お腹に力を入れて力みやすく、排泄を円滑にします。

座位姿勢をとるには、トイレの高さや、座面(便座)の角度、大きさ、形状、肘かけなどが影響します。

トイレの高さは、足がしっかり床につく高さが必要です。しかし、立ち上がりなどとの兼ね合いで、トイレの高さをあまり低く設定できない場合は、排泄時の足台などを使用するのも方法です。座面の角度は調整が難しいですが、介護用品の中にはこの角度が調整できるものもあります。便座の形状も実にさまざまです。生活に必要な機能や姿勢、座り心地などに配慮する必要があります。肘かけや手すりも、トイレに腰かけた時に前傾姿勢がとりやすいように前方にくるものもあります。

排尿時の姿勢の影響は、男性と女性で異なります。ここでは膀胱と尿道の角度が影響します。男性は立ってするほうが排尿しやすいのも、この角度が関係しています。


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