県内では令和2年7月に自転車保険への加入が義務づけられましたが、県が加入率を調べたところ、全体の半数以上が、加入していないことがわかりました。
加入の義務化が浸透していないことが課題で、県は義務化を引き続き周知する方針です。
加入していないと答えた人に理由を尋ねたところ、「加入が義務づけられたことを知らなかった」が19.2%と最も多く、次いで、「保険への加入の必要性を感じない」が16.3%、「どの保険に加入すべきかわからない」が11.4%などと続き、加入の義務化が浸透していないことが浮き彫りになりました。
一方、教育庁が、令和2年7月に県内の公立中学校と高校あわせて52校に行った調査では、自転車通学をする生徒のおよそ9割が自転車保険に加入していたということです。
学生で自転車を利用している人はほとんど自転車保険に加入していることから、大人の自転車利用者がほとんど加入していないということになります。
山形県防災くらし安心部は、「大事故を起こしてしまった時に備えて、保険に加入して欲しい。自転車保険の加入が義務であることを引き続き周知したい」としています。
自転車も「車」です。被害者にも加害者にもなり得ます。自転車利用者は保険加入をしてください。