「霜降」は二十四節気のひとつです。
「霜降」とは、霜(しも)が降りる頃という意味です。この時期になると気温がぐっと下がり、空気中の水分が凍って草木の表面や地面につくと霜になります。このひとつ前の節気の寒露では、寒くても凍っていない露でしたが、霜降では凍って霜になります。
霜降の初侯・次侯・末侯
二十四節気をさらに3つに分けた七十二侯は、霜降の間にこのように移り変わります。
■初侯:霜始降(しもはじめてふる)10月23日頃
山里に霜が降り始める頃。草木や作物を枯らす霜を警戒する時期です。
■次侯:霎時施(こさめときどきふる)10月28日頃
ときどき小雨が降る頃。「霎」をしぐれと読むこともあります。ひと雨ごとに気温が下がっていきます。
■末侯:楓蔦黄(もみじつたきばむ)11月2日頃
楓(かえで)や蔦の葉が色づく頃。晩秋の山々は赤や黄に彩られ、紅葉狩りの季節です。