牡蠣の日は、2004年、全国漁業協同組合連合会が制定しました。「古くから11月23日が新嘗祭として収穫に感謝をする日であったこと」「11月23日が牡蠣のシーズンである12月を迎える前の祝日であったこと」が理由です。
牡蠣のシーズンは、冬が旬の“真牡蠣”と夏が旬の“岩牡蠣”の2回あります。
■真牡蠣
真牡蠣は、秋から冬に栄養を蓄えて夏に一気に産卵します。産卵後は栄養価が落ちるため、味も著しく低下するので、栄養を蓄える秋から冬が食べごろとなります。真牡蠣は岩牡蠣に比べて小ぶりですが、旨みが凝縮されていてクリーミーな点も特長です。
■岩牡蠣
岩牡蠣は、少しずつ時間をかけて産卵する点が特長です。そのため栄養が落ちることがなく、旨みがたっぷりつまった夏が食べごろとなります。また、岩牡蠣は岩のようなゴツゴツとした殻が特徴で、真牡蠣より大きくジューシーな味わいです。
牡蠣は栄養価の高さから「海のミルク」と呼ばれています。
◎亜鉛
細胞の新陳代謝を促し、免疫力を高めます。不足すると、肌荒れ、味覚異常、免疫低下など、さまざまな不調を引き起こします。牡蠣は亜鉛の含有量があらゆる食品の中で、最も多いといわれています。
◎タウリン
栄養ドリンクの成分でよく聞く“タウリン”ですが、人間の体内のあらゆる状態を正常に戻す作用(ホメオスタシス)に優れた栄養成分です。
◎グリコーゲン
肝臓にストックされ、必要に応じてエネルギーに変換されます。即効性の疲労回復に役立つ栄養素です。グリコーゲンは、旨みのもとともいわれています。
◎鉄分
体内吸収の良い「ヘム鉄」多く含みます。また、銅の含有量も多く、貧血予防に効果的があめとされています。
◎カルシウム
骨格形成に欠かせない栄養素。イライラの解消にも効果を発揮します。