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東根市
地域包括支援センター
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お知らせ

2021/11/25

パーキンソン病②

| by センター

パーキンソン病の症状

運動症状

運動症状は、パーキンソン病の発症初期からみられる特徴的な症状で、診断において最大の手がかりとなります。特徴的な症状は、静止時振戦、無動、筋強剛、姿勢反射障害の4つです。

 

無動(むどう)

・動きが素早くできない

・歩くときに足が出にくくなる(すくみ足)

・話し方に抑揚がなくなり、声が小さくなる

・書く文字が小さくなる

筋強剛(きんきょうごう)

・肩、膝、指などの筋肉がかたくなって、スムーズに動かしにくい

・痛みを感じることもある

・顔の筋肉がこわばり、無表情に感じられる

静止時振戦(せいしじしんせん)

・何もしないでじっとしているときにふるえる

・片方の手や足のふるえから始まることが多い

・睡眠中はふるえがおさまるが、目が覚めるとふるえが始まる

1秒間46回ぐらいふるえる

※無動、筋強剛、静止時振戦は3大症状と言われ、パーキンソン病の診断の際、非常に重要な運動症状となります。

姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)

・体のバランスがとりにくくなり、転びやすくなる

・歩いていて止まれなくなる、方向転換をするのが難しい

・症状が進むと、首が下がる、体が斜めに傾くこともある

・転倒を招き、骨折の原因になるので注意が必要

 

非運動症状

パーキンソン病では、運動症状の他にもさまざまな非運動症状が見られます。非運動症状の中には運動症状の前に現れるものがあります。

自律神経症状

便秘や頻尿、起立性低血圧(立ちくらみ)・食事性低血圧(食後のめまいや失神)、発汗、むくみ、冷え、性機能障害

認知障害

いくつかの手順を踏む行動が計画できなくなる遂行機能障害(すいこうきのうしょうがい)、物忘れがひどいなどの認知症症状

嗅覚障害

においがしない

睡眠障害

不眠や日中の眠気

精神症状

うつ・不安などの症状、アパシー(身の回りのことへの関心がうすれてしまったり、 顔を洗う、 着替える、といったことをする気力がなくなったりする状態)、幻覚や錯覚、妄想などの症状

疲労や疼痛、体重減少

疲れやすい、肩や腰の痛み、手足の筋肉痛やしびれ、体重の減少など


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