その環境はサウナにも匹敵するほどの高温多湿さ！とても長時間は入っていられません。高齢者の方にとっては、より疲れやすく、その環境下での体力消耗はとても激しいものになります。
　予め浴室の窓を開けておく、入浴前後に浴室の換気扇をつけておくなどして、温度と湿度を下げておくことがとても大切です。
　それでも他の場所より高温多湿になってしまうことは避けられません。ですので、長時間湯船に浸からないこと、脱衣所に長居しないことが大切！気分が悪くなったらすぐに浴室から出ましょう。その際脱衣所になにか水などの飲み物を持ち込んで水分補給ができると気分の悪さが軽減するようです。
　また雨で外に出られないからと、1日中特に動かずに家に閉じこもっていると、余計に気持ちが落ち込んだり体が重く感じたりして、体を動かした時よりも疲労感が大きく感じる場合があります。
　むしろ家の中では可能な範囲で積極的に体を動かすことが良い気分転換になります。といっても、激しい運動をする必要はまったくありません。たとえば「着替え」「階段の上り下り」「家事」といったことも立派な運動。じっとしすぎない事が大切かもしれません。