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東根市
地域包括支援センター
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お知らせ

2020/09/09

秋の食中毒

| by センター
 気温も湿度も高い真夏に食中毒が多いと思われがちですが、年間で一番発生件数の多い時期は9~10月です。
 原因としては、夏バテして体力が落ち、免疫力が低下しているところに、大きな気温の変化も加わり体調を崩しやすいことや、バーベキューや運動会、お祭りなど野外での食事が増えることです。また、食中毒の原因として最も多いのは細菌やウイルスによる感染性のものですが、秋にはキノコやフグなどの自然毒によるものが増えることも考えられます。

 食中毒を防ぐためには、菌をつけない、増やさない、やっつけるという3つのことが原則となります。

①「つけない」=「洗う、分ける」
手にはさまざまな雑菌が付着していますので、調理や食事の前、残った食品を扱う前には十分な手洗いをしましょう。調理で使用したまな板などの器具はきれいに洗浄しましょう。残った生肉の保管に際しては菌が広がらないように他の食品と分け、密封容器に入れるかラップで包み冷蔵庫で保管しましょう。


②「増やさない」=「低温で保存する」
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。

③「やっつける」=「加熱処理」
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。調理器具も洗浄後に熱湯をかけて殺菌しましょう。

食中毒は、一旦発症すると、激しい下痢や嘔吐が起こるため、抵抗力の弱い高齢者にとっては、一歩間違えると命にかかわる可能性もあります。十分に注意してください。


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