寒い時期になると肌が乾燥しやすくなります。乾燥するとかゆみもでてくるので、乾燥を防ぐように以下のポイントを確認してください。
1.室内湿度
冬場は大気中の湿度が低くなるので、そのまま室内で暖房を用いると更に湿度が低下します。そのため、1日中、コタツの中に入っていたり、電気毛布を使用したりすると皮膚が乾燥しやすくなります。高齢者のいる室内は湿度を60%以上に保しましょう。
2.入浴方法
入浴時に体を洗い清潔にすることは、皮膚の働きを高め、新陳代謝や血行を促進し、細菌感染に対する抵抗力を強めます。しかし、過度の洗浄は皮膚表面の皮脂由来の脂質や細胞間脂質、天然保湿因子を洗い流してしまいます。
1.刺激の少ない商品や道具を選ぶ
高齢者の皮膚には刺激が少ない弱酸性のものを使いましょう。体を洗う道具
は、綿の浴用タオルや柔らかいスポンジ、または手で洗います。ナイロンタオ
ルなどで、ゴシゴシ洗うことは避けましょう。
2.こすらずに泡で洗う
皮膚表面の汚れは、泡でなでるようにして落とします。きちんと泡をたてて泡
で包み込むようにして洗うと使用する洗浄料も少なくて済み、摩擦による物理
的な刺激も少なくなります。
3.保湿剤入り入浴剤を使う
入浴中には、保湿成分配合の入浴剤を使いましょう。
4.入浴後には保湿ケアをする
入浴後は、まだ肌に湿り気があるうちにクリームやローションなど低刺激の保
湿剤で保湿ケアをしましょう。
※参考;ケアマネジメントオンライン