感染対策でこまめな手洗いを行っていると思いますが、そのあとの保湿ケアには気をつけていますか？

石けんを使った手洗いは目に見える汚れだけでなく目に見えないウイルスや菌も落としてくれますが、皮脂も落としてしまいます。
皮脂は水分を皮膚の中にとどめてくれるの役割を持っています。年齢を重ねると、自然と皮脂の分泌量が減り、乾燥しやすくなります。
乾燥はひびやあかぎれなどの傷や、かゆみの原因になります。いわゆる手荒れの状態です。傷があると汚れを落としにくくなるだけでなく、傷から細菌が入ることで炎症を起こすこともあります。また、アルコール消毒がやけにしみるようになります。

ハンドクリームやジェルなどで保湿を行うことで手荒れを防ぐことができます。自分の手の状態にあったものを使用しましょう。あまりに手荒れがひどい場合は皮膚科で相談してみてください。

１回に使うハンドクリームの量は、人差し指の第一関節分の長さです。それを両手に刷り込むようにしてください。日中こまめに塗ることが難しい場合は、寝る前にしうっかりケアを行ってください。綿の手袋などを着用することで効果が高まります。