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東根市
地域包括支援センター
住所:東根市中央一丁目
         3番5号
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お知らせ

2020/12/03

「もしものとき」について話し合おう

| by センター
人生会議とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。

そもそも、人生会議は、過度な延命治療が問題視され、本人が望む形の治療を求める声が高まり、「人生の最終段階において望む治療を事前に決め、書面に残しておく」という「アドバンス・ディレクティブ(事前指示書)」の取り組みが広まりました。しかしその後、「一度決断した後でも、意思は変わりうる」「元気なうちに書面を作るのは、ハードルが高い」といった課題も指摘されるようになり、「アドバンス・ケア・プランニング(話し合いによる共有)」の考え方が生まれました。
「決める」ことにこだわるのではなく、自分が大切にしている価値観や望む治療・ケアを、家族や医療関係者と繰り返し話し合って共有しておくことが大事なのではないか、というものです。このアドバンス・ケア・プランニングの名称を、もっと親しみのあるものにしようと、厚生労働省が愛称を広く募り、2018年11月に生まれたのが「人生会議」という言葉でした。

人生会議は次のステップに沿って行ってみてはいかがでしょう。
ステップ1
大切にしていることは何かを考えよう
・もし生きることができる時間が限られているとしたら、あなたにとって大切なことはどんなことですか?
・あなたご自身や親しい方が重体や危篤になった経験や、親しい方を亡くしたご経験はあるでしょうか? 自身、ご家族や友人のご経験、またはテレビや映画の場面を通じて感じたことについて考えよう。
・あなたがこのような状態になったら、「生き続けることは大変かもしれない」と感じるとすれば、どのような状況になった時でしょうか?
・もしもあなたが、上で考えていただいたような「生き続けることは大変かもしれない」と感じる状態になったとしたらどのように過ごしたいと思いますか?

ステップ2
信頼できる人は誰か考えてみましょう
・もしも、あなたが病状などにより、自分が考えや気持ちを伝えられなくなった時や、あなたが医療などについて決められなくなった時に、あなたの代わりに医療やケアについて話し合う信頼できる家族や友人の方は誰になりますか?
・あなたがご自身の代わりに受ける医療やケアについての話し合いに参加してほしいと思っていることを、ご本人に直接伝えていますか?

ステップ3
話し合いの内容を医療・介護従事者に伝えておきましょう
・病状が悪化し、自分の考えが伝えられなくなった時に、あなたが望んでいたこととあなたの信頼できる家族や友人の考えが違う時はどうしてほしいですか?


どのような形で人生の最終段階を迎えるのが望ましいのか。ほんとうに人それぞれです。決めなくてもいいから、いっぱい話をしてみませんか。
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