病気や体力低下で寝たきりの時間が長くなる等の何らかの原因で関節や筋肉が固まってきます。固まってしまい、自由に関節等が動かせなくなったことを【拘縮】といいます。

痛みがあると動かしたくなくなると思いますが、動かさないでいるとますます動かなくなる悪循環に陥ってしまいます。
例えば、寝ていると足首は伸びた状態（尖足）になり、足底を地面につけることが難しくなり、と歩行が困難になってしまいます。椅子や車いすに座っていてもつま先がひっかかってしまいケガや事故につながるおそれが高くなります。
また、腕や肩の関節に拘縮が起きると着替えや食事、洗面などの動作が行いにくくなってしまいます。

動かすことが一番の拘縮予防です。無理のない範囲でマッサージをしたり関節の運動を行うようにしましょう。
ひとりで行ったり家族だけで行ったりするのが難しい時は医療や介護のサービスを利用してみるのもひとつの方法です。