錠剤やカプセルはPTP包装シートで1粒ずつ包装されています。
薬をシートから出してケースや瓶に保管している人もいると思いますが、空気や紫外線に触れることで成分が変質してしまう薬もあるのでお勧めはできません。また、錠剤自体には薬の名前が書いていないことがほとんどなので、飲み間違いにつながるおそれもあります。

シートごと持ち運ぶのは不便だからと、1錠分ずつ切り離すのもよく見られる光景です。シートはプラスチックなので、切り分けると角が鋭利な状態になります。
高齢者や乳幼児を中心に、シートごと誤飲してしまう事故が発生しています。誤飲すると内視鏡で取り出さなければならなくなり、シートで消化管を傷つけ重篤な状態に陥ることがあります。

飲み間違いや誤飲を防ぐ方法として、一包化などがあります。
かかりつけ薬局に相談してみてください。