毎年、10月12日は「豆乳の日」です。日本豆乳協会が2008年に制定し、2012年に登録されました。豆乳についての消費者の理解や関心を高めるために、制定されました。
この日に合わせ、日本豆乳協会を中心に広報活動を展開して豆乳を積極的にアピールしています。
豆乳とは『大豆から熱水等によりたんぱく質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料(「大豆豆乳液」と言う)であって、大豆固形分が8%以上のもの』と定義されています。
簡単に言うと、豆乳とは「大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮詰めた汁を濾した液状の飲み物」と言えるでしょう。
ちなみに、この大豆豆乳液に凝固剤(にがり)を入れて固めると「豆腐」になります。
豆乳と牛乳の違いは、牛乳が動物性なのに対し、豆乳は植物性だということです。また、似ているところは、両方ともたんぱく質の飲料だという点です。
動物性たんぱく質飲料の牛乳は、アミノ酸スコア100の良質なたんぱく質ですが、豆乳よりやや脂質分が多くコレステロールがあるのに対し、植物性たんぱく質飲料の豆乳は、牛乳と同じくアミノ酸スコアの高い良質なたんぱく質飲料で、牛乳より脂質分が少なくコレステロールのない飲み物なのです。
豆乳はややカルシウム含有が牛乳より低いですが、代わりに牛乳よりカリウムやマグネシウム含有が高いことに加え、牛乳にはない大豆イソフラボンが含まれていることで、丈夫な骨や筋肉の発達に良いと言われています。