春～秋は農作業やレジャーなどで外での活動が増える時期ですが、マダニの活動も活発化するので注意が必要です。
咬まれると重症熱性血小板減少症候群、ツツガムシ病、日本紅斑熱、ダニ媒介性脳炎などを発症する可能性があります。咬まれてから数日～数週間経ってから症状が出現することもあるので、マダニがいそうな場所で活動した後に体調不良が出現したら、感染を疑い早期に受診しましょう。
マダニは奥深い山だけでなく、田畑、河川敷、やぶなど身近な場所にも生息しているので、立ち入る時は予防が重要になります。

【予防策】
➀長袖・長ズボン・手袋・長靴などを着用し、素肌を出さない（ズボンのすそは靴下や長靴にしまうのが理想）
②草むらに直接座らない
③家に入る前に上着を脱ぎ、マダニがついていないか目視する
④屋外活動後は入浴し噛まれていないか確認する

マダニに咬まれてしまったら、無理に取らず、必ず医療機関で処置を受けてください。吸血のために口器を深く刺すので、無理の取り除くと口器が皮膚に残ってしまい化膿することがあります。

野生動物だけでなく、飼い犬・飼い猫がマダニをくっつけてくることもあるので、散歩などで草むらに入った後はよく確認しましょう。