アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、「将来の変化に備え、将来の医療及び介護について、患者さんを主体に、そのご家族や近しい人、医療・介護チームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセス」のことです。患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及び介護を具体化することを目標にしています。
どのような最期を迎えたいか、考えたことはありますか。
「私は痛いのは嫌だな」「寝たきりで意識もない状態になったら人工呼吸器はつけてほしくない」「私はできるだけ延命治療もして努力してほしい」など、いろいろな考えがあることと思いますが、そのような気持ちを誰かと話し合ってみたことがありますか。
家族や友人、かかりつけ医やヘルパーさんたちと話し合う場合に、縁起でもない、と避けるのではなく、向き合うようにしましょう。いざとなった場合に自分の意思を表すことができないこともあります。気持ちは将来変わることもあるので、繰り返し話し合いをするとよいでしょう。医療・介護・福祉の専門職チームが皆さんの気持ちを支えます。