地域安全活動とは、安全で安心して暮らせるまちを実現するため、それぞれの地域において、地域ぐるみで、犯罪等の防止に取り組む活動をいいます。全国各地では、地域住民が中心となり、自治体、学校、警察、事業者等と連携しながら、自主的に地域安全活動に取り組んでいる団体(以下「防犯ボランティア団体」という。)が活躍しています。全国の防犯ボランティア団体は、4万6,002団体(構成員は247万7,546人)に上っています(令和2年12月末時点、警察庁)。
防犯ボランティア団体のメンバーは、その地域に長く住んでいる方が多いのですが、地域によっては、学生などの若い人たちや、企業などで日中働いている人たちが参加している事例もあります。
防犯ボランティア団体の活動には次のようなものがあり、活動地域の自治体、学校、警察などと連携しながら、地域環境や、地域で多く発生している犯罪などそれぞれの実情に合わせた様々な活動が行われています。
<防犯ボランティア団体の主な活動>
グループで夜間の見回りをする地域住民
地域の防犯パトロール活動(徒歩による夜間の見回り、青パトによる見回りなど)
地域の環境浄化活動(落書き消し、清掃など)
防犯広報活動(防犯教室、街頭などでの防犯キャンペーン活動など)
子供の安全を守るための登下校時などの見守り活動
高齢者世帯への戸別訪問
※青パト
「青パト」とは、青色回転灯を装備する自動車を使い青色回転灯を点灯させて行う自主防犯パトロールのことです。「青色防犯パトカー」または「青色防犯パトロール」などとも言われています。通常、自動車に青色回転灯を装備することは禁止されていますが、一定の要件を満たす団体・組織が防犯パトロールを実施する場合には、警察本部長の証明を受けて、自動車に青色回転灯を装備して防犯パトロール活動を行うことができます。
青パトを使った防犯パトロール活動は、夜間でも人目につきやすい、広い範囲をパトロールできるといったメリットがあります。
防犯パトロール活動に青パトを使いたいという場合は、パトロール地域を管轄する警察署にご相談ください。