“「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日”
これは、昭和62年5月8日に歌人・俵万智さんが発表した第一歌集『サラダ記念日』の中の一首です。この一首により、7月6日がサラダ記念日に制定されています。
また「サラダ」に関連した記念日として、3月1日の「マヨネーズの日」や8月24日の「ドレッシングの日」、8月31日の「野菜の日」などもあります。ドレッシングは野菜にかけて使うことが多いので、週間カレンダーの「野菜の日」(8月31日)の真上にくる8月24日が「ドレッシングの日」となっています。
湿度や気温の高い日が続くと、みずみずしい野菜や果物がひときわ美味しく感じられます。メロンやスイカも出回り始め、キュウリ、トマトなどの夏野菜が食卓にのぼる機会も多くなってきています。
ところで、メロン、スイカ、キュウリ、トマトは、それぞれ、野菜でしょうか、果物でしょうか。野菜と果物の「分類」についてご紹介します。
農林水産省によると、苗を植えて1年で収穫する草本植物は「野菜」として取り扱っています。一方で、目安として2年以上栽培する草本植物及び木本植物で、果実を食用とするものを「果樹」と定義しています。
スイカやメロン、イチゴなどは、栽培方法が定義上の果樹ではなく野菜に該当するため、分類上は「野菜」ということになっています。農林水産省の生産出荷統計上では、このように野菜とされるもののうち果実的な利用をするものを「果実的野菜」として、さらに分類しています。