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東根市
地域包括支援センター
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お知らせ

2021/09/29

エイジズム(年齢差別)とは

| by センター

エイジズムとは、年齢に基づいた固定観念や思い込みや、偏見、差別のことです。具体的には、「いい年してこんな格好をするなんて」とか「〇〇するには年を取りすぎている」と決めつけたり、人が何かを物忘れしたらすぐに「年を取ったからな」と言ったりすることは、無意識な年齢差別の表現にあたります。

 

「老い」とは人としての価値が下がることとし、それに抗うためにアンチエイジングに精を出すことも、老いた自分に相応しくあるために行動範囲を制限するような自分に対する偏見も、エイジズムにあたります。

肯定的なエイジズムとしては交通費や医療費の無償化や、経験豊富と見られることなどが挙げられるが、実際にはネガティブな側面が強調されがちです。

 

エイジズムは、何が問題なの?

エイジズムによる問題は、「無意識な権利の侵害」になります。新しい挑戦や好きな服装などが、偏見に晒されることによって制限されることはもちろん、収入が少ないために必要な医療に届かない、新しく住居を借りることが難しいといった問題に対して「老人は人生の舞台から降りるべきだ」「高齢だから仕方ない」と片付けてしまうことなども人権侵害にあたります。

 

老いることは自然なことで、老いない人はいません。成熟社会において平均寿命が延び、高齢化していくのは避けられない中で、生きづらい老後を過ごさないといけません。エイジズムは「他者」である老人の首ではなく、まさに将来の自分の首を絞めることにつながります。


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