雑穀の定義
古くからの類型で穀物は、主穀、雑穀、菽穀、擬穀に分けられ、主穀は主食作物であるイネ、コムギ、トウモロコシを指し、雑穀はイネ科作物のうち、ヒエ、アワ、キビなどの総称です。菽穀はマメ類、擬穀はソバ、アマランサス、キノア等であり、主穀と雑穀が現在、穀物として広く知られています。
雑穀の健康効果
抗酸化作用
人の体内では酸素を利用してエネルギーを作り出すのと同時に活性酸素が生じます。活性酸素は細胞を傷つけ、老化や生活習慣病の原因となります。活性酸素による酸化を抑えることを抗酸化といい、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用といいます。雑穀には抗酸化物質であるビタミン類やポリフェノールなどが含まれています。
低GI
GIとは、食後の血糖値の上昇を示す指標です。雑穀は種類によっても異なりますが、中~低GIであり、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。
薬膳の効果
雑穀は種類によってそれぞれの効果をもっていますが、多くの雑穀に共通するのは、体力や気力を補い消化機能を高めます。体力を回復し、元気を出したいときに効果的な食材です。