【事例】仏壇のお供え物を取ろうとしたら、ろうそくの火が右袖に燃え移った。すぐに上着を脱いだが火が消えず、背中のほうまで燃え広がった。上半身にやけどを負い入院となった。
【事例】湯を沸かそうとコンロに鍋をかけたら、隣のコンロの火がベストに着火し炎が上がった。妻がすぐ気づきタオルで火を消したが、溶けた繊維で妻が指にやけどをした。
アドバイス
•ろうそくやコンロの火が衣服に燃え移ると大変危険です。身近な火気の取り扱いには十分に注意し、火に近づきすぎないよう気をつけてください。仏壇やコンロ等の奥のものを取るときは、必ず火を消してから行いましょう。
•袖や裾が広がっているデザインの衣類やスカーフ、ストールなどは、火を使う際は身に着けないようにしましょう。
•もし衣服に火が着いてしまったら、脱ぐ、たたく、水をかけるなどしてすぐに消火しましょう。
手指の消毒でアルコールを利用する機会が増えています。アルコールを十分に乾かす前に火気に近づくことは大変危険です。手指のアルコールが乾いていても、袖口についたアルコールが乾いていないこともありますので、十分気を付けてください。