警察などでは、毎年10月11日~20日までの10日間、「全国地域安全運動」を実施し、各地の防犯協会や防犯ボランティア団体とともに、地域安全活動の強化や、相互間の連携の一層の緊密化を図っています。この運動は、昭和52年に「全国防犯運動」として始まり、平成7年に現在の「全国地域安全運動」に名称を変更しています。また、平成17年には、各地域における取組意欲をさらに高めるため、10月11日を「安全安心なまちづくりの日」と定めています。
令和3年の全国地域安全運動では、「子供と女性の犯罪被害防止」「特殊詐欺の被害防止」を全国重点として、不審者情報や特殊詐欺などに関する早期通報の呼びかけと効果的な情報発信、警察や自治体、学校と防犯ボランティア団体などの連携強化、危険箇所の点検・改善、防犯教室の開催など、様々な活動を展開します。
また、「安全安心なまちづくりの日」の関連行事として、安全安心なまちづくりの推進に功績や功労のあった団体・個人の表彰を行います。
※防犯協会とは
おおむね警察署の管轄区域ごとに、自治会・商店会・企業などによる「地区防犯協会」が組織され、「防犯連絡所」や「防犯指導員」、ボランティア団体などと連携して、地域の防犯活動に取り組んでいます。地区防犯協会の連合体として、都道府県単位の防犯協会、全国組織としての全国防犯協会連合会があります。