【車いすの選び方】
介護をする上で、介護を受ける人も介護をする側の人も快適に過ごす環境が大切です。
その中で、今日は車いすについてお伝えします。
歩くのが大変な方には、車いすを利用して移動する方法があります。車いすには「すわる」「移動する」の他にベッドから「移りやすい」という機能があります。
・すわる…安定してすわるためには車軸の高さが大事です。
・移動する…自力で移動するには、車軸が前にあったほうが楽に動けます。
・移りやすい…肘あてやフットレストを外してうつることができます。
(自分に最適な調節のしかた)
➀フットレストの長さを調節する
フットレストの長さを下腿の長さに合わせて、大腿全体に体重がかかるようにします。短すぎるとお尻の坐骨にばかり体重がかかります。
②シートの奥行きを調節する
奥行きが深すぎると、イスと背もたれの間にすき間ができて安定しないので、背中に固めのクッションを入れて調節しましょう。
③からだに合ったシート幅の車いすを選ぶ
「大は小をかねる」は通用せず、シート幅が広すぎると姿勢が不安定になるので、からだに合ったものを選びましょう。
④車軸を前後に調節する
車軸を前にすると車イスの自力駆動が楽にできます。
⑤車軸の高さを調節する
ベッドから車イスへ、車イスからベッドへの乗り移りは、シートの高さが適切でなくてはなりません。車軸の高さで調節しましょう。
車イスを上手に調節して安全に快適に使用していきましょう。
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