東根市地域包括支援センター中央
 
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東根市
地域包括支援センター中央

住所:東根市中央一丁目
         3番5号
 地図
電話:0237-42-3939
FAX:0237-43-2331 

 
お知らせ

2021/05/18

「終」でやること

| by センター

「終」では、終末期や亡くなったあとに家族が手続きや判断に困らないように、意思表示や財産などの整理をします。


1)生前整理

長く生活しているとモノが捨てられずにだんだんと増えていきます。しかし、残された家族はこれらの処分に困ってしまいます。

思い切って、一年間一度も使わなかったものを断捨離してみましょう。捨ててしまうと意外とすっきりし、かえって前向きな気持ちになれるかもしれません。

これからもお付き合いを続けたり、いざというときにお世話になったりする人の連絡先を書いておくと「終」にも「活」にも役に立ちます。


2)資産(管理・整理)

たくさんの金融機関に口座を持っていると、相続後の名義変更の手続きが大変です。不要な口座は解約し、必要最小限の口座数にまとめておきます。

また、万が一のために、どこに口座があるかを家族に知らせておくことも大切です。残された家族がこのような財産の存在自体を知らないケースもあります。銀行や証券会社、保険会社などの一覧表を作成しておけば家族の負担も減ります。不動産についても、整理しておきましょう。


3)医療介護

万が一、大きな病気や認知症になったときのために、どのような医療を受けたいか、延命治療を望むかなどについてあらかじめ意思表示をしておくと、家族などが判断するときの心の負担を軽減でき、本人の希望もかなえられやすくなります。


4)葬式、お墓

最近では「自分らしい」お葬式を希望する人も増えています。お墓も先祖代々のお墓だけではなく、永代供養墓、共同墓、樹木葬などさまざまな種類があり、お墓以外にも散骨や手元供養といった供養の方法もあります。

また、遺影に使ってもらえるように素敵な表情の写真を準備しておくことも終活の一つです。


5)相続

争いのない相続のためには、遺言を書いておくことが有効です。遺言には主に公正証書遺言と自筆証書遺言があります。なお、遺言書の付言事項やエンディングノートに財産の分け方の理由や家族への感謝の言葉を書いておくと自分の想いが伝わり、分け方に不満がある人の気持ちを和らげることにもつながります。エンディングノートには法的効力はありませんが、自分の希望や気持ちを家族に伝えるための有効な手段になります。


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