1992年(平成4年)7月1日に、山形新幹線が開業しました。
在来線の線路幅を広げて新幹線と直通で運転する、日本初のミニ新幹線でした。全長359.9kmで、東京~山形を2時間27分で結ばれました。
交通の便の良い新幹線ですが、気象状況などにより運休することがあります。
その基準の一つが、「強風」です。
新幹線にかかわらず、通常の電車も同じで風速30mを超えると運休になります。JRでは風速が20mを超えた時点で速度を落として運行するようになります。
通常の新幹線の運行では200km/hで走行しますが風が強くなると以下のように速度を落とします。
東北新幹線の場合、風速20m/s以上で160km/h制限が、風速25m/s以上で、70km/h制限
がかかります。
25m毎秒というと台風並みの強風です。
また、大雨も運休や遅延の基準の一つです。大雨の場合は、比較的遅延や運休の条件が低くなっています。東北新幹線では1時間あたり50mm以上で時速70kmに速度制限されます。
ちなみに50mmでは、下記のような状況になります。
マンホールから水が噴き出す
広い範囲で道路冠水が始まる
店舗浸水や床下浸水が始まる
地下への浸水が始まる
内水氾濫が発生しだす
小さな土砂崩れが起きる
大雪も運休になりませんが、稀に雪と併せて線路や天候の影響で止まることがあります。
・暴風雪
・雪下ろし
・ポイントの故障
です。