健康のために運動をするのは非常に良いことです。しかし、急に強い運動をしてしまうと体調を崩したり、転倒してケガをしてしまうかもしれません。
高齢者は、視力や聴力、平衡感覚が鈍っていることがあり、この自覚がない状態で、普段運動していなかった人が運動すると転倒してしまう危険性があります。 高齢者が運動する場合は近くに補助がいると安心です。隣で転びそうになった時に支援するだけでなく、倒れたときや体調不良時の対応ができます。病院に通っていたり持病ある場合は、医師や専門スタッフのいない環境での運動はやめましょう。 また、骨粗鬆症や関節症、人工関節の手術をしたなど、骨に関わる病歴がある場合は特に注意し、運動する前に必ず医師に相談してください。
次の項目のなかで1つでもあてはまるものがあったら中止してください 。
・熱がある
・睡眠不足
・下痢がある
・動悸息切れしている
・体がだるい
・前回の運動の疲れが残っている。
運動をしているときの注意点
水分補給を行う
「喉が渇いた」と感じてから飲むのではなく、定期的に水分を取るように注意して下さい。
正しい姿勢で運動をする
間違った姿勢で運動を続けてしまうと、一部分だけ疲労が溜まってしまい、痛みが生じてしまいます。 また、同じ運動をずっと続けていることも、決ま部位に負荷を与えることになるので注意が必要です。
必ずクールダウンを
負荷の強い運動を急に突然やめてしまうと、ふらついたり倒れてしまう恐れがあります。 クールダウンを行いましょう。