明治4年11月27日に制定された「県治条例」により、神奈川県に邏卒課が設置されました。その後、制定された邏卒職務規則の中で「交番」という用語が使われたことから、県治条例制定の27日にちなんで毎月27日を「交番の日」と定められたそうです。
「交番」とは、警察署の下部機構の一つで、地域警察官(制服警察官)の活動拠点です。交代制の警察官が配置され、昼夜を問わず勤務しています。警察署の管轄区域はすべて、いずれかの交番または駐在所の所管区に分かれており、交番は主として都市部に置かれています。交番に勤務する警察官は、交番での警戒監視、所管区内のパトロールおよび各家庭・事業所等への巡回連絡を行うことを基本的な勤務としています。地域の実態や住民の要望を把握して、地域住民の要望にこたえる活動を行うとともに、つねに警戒体制を保ち、さまざまな警察事象に即座に対応することで、地域の安全の確保にあたっています。交番の警察官は、交番に来る人から各種相談を受け、遺失届・拾得物の提出を受けるとともに、パトロールに出て、不審な者への職務質問を行い、犯罪の予防検挙にあたるほか、交通指導取締り、少年の補導、迷子・酔っ払いの保護などにあたっています。パトロール等によって交番が不在になるのを避けるため、近年では、警察官のほか、交番相談員が配置され、届出の受理や預かり、地理案内等にあたっています。
東根市内の交番・駐在所は、
東根交番、神町交番、高崎駐在所、大富駐在所、山形空港警備派出所です。