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東根市
地域包括支援センター
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お知らせ

2020/07/15

認知症とは

| by センター
「認知症」とは、認知機能の低下や顕著な物忘れのため、日常生活に支障をきたしている状態のことです。物忘れや認知機能の低下は、脳の神経細胞が変性したり、死滅したりして起こります。そのため、ひと口に「認知症」と言っても、原因や出てくる症状はさまざまです。代表的な4つの認知症をご紹介します。

①レビー小体型認知症
実際にはいない人が見える「幻視」、眠っている間に怒鳴ったり、奇声をあげたりする異常言動などの症状が目立ちます。また、手足が震える、小刻みに歩くなどパーキンソン様症状がみられることもあります。頭がはっきりしたり、ボーッとしたり、日によって変動することも特徴的です。

②アルツハイマー型認知症
物忘れから気付くことが多く、今まで日常生活でできたことが少しずつできなくなっていきます。新しいことが記憶できない、思い出せない、時間や場所がわからなくなるなどが特徴的です。また、物盗られ妄想や徘徊などの症状が出ることがあります。

③前頭側頭型認知症
脳のなかの前頭葉と側頭葉の神経細胞が少しずつ壊れていくことによって、いろいろな症状が出てくる認知症です。初めに現れる症状は、他人に配慮することができないとか、周りの状況にかかわらず自分が思った通り行動してしまう、といった性格変化や行動異常であって、物忘れではありません。そのため、単に性格が変わっただけと思われて、病気の発見が遅れがちになります。病気の始まりから終わりまで、この性格変化と行動異常はほかの症状よりも目立ちます。

④脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血などによって発症する認知症です。脳の場所や障害の程度によって、症状が異なります。そのため、できることとできないことが比較的はっきりとわかれていることが多いです。手足の麻痺などの神経症状が起きることもあります。

このほかに、制常圧水頭症や慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症も認知機能の低下を招きます。

これらの診断は、精神科や神経内科などの専門の医師の診察が必要です。まずは、かかりつけ医に相談しましょう。
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