認知症の方を介護する家族と出会うと、「こんな夫を介護しているのは私だけだ」「親と同年代の高齢の人を見ても、みんなしっかりと働いている」と訴え、苦しい思いをしているのは自分だけがと考える方がいます。
介護を受ける人とする人の関係性に、全く同じということはありません。しかし、それぞれの介護者が同じような悩みで孤独に陥っていると感じることがよくあります。
同じように介護している方同士、共通の部分で話ができれば、お互いに苦しさや優しさを分け合うことができるかもしれないため、家族を介護する方同士が集う場が大切になります。
人によっては、家庭内のことを他人にしゃべって、愚痴の言い合い、聞き合いでくだらないことと、言う方もいると思います。しかし、その愚痴の言い合いから、同じ介護の苦しみや辛さ、あるいはあきらめや、ちょっと笑える出来事などに共感し合えることがあり、それを糧に明日の介護につなげる強さになっていきます。
東根市社会福祉協議会では、介護者が集って話し合うカフェを開催しています。介護者同士の情報交換や専門職による相談もできます。→東根市社会福祉協議会HP
カフェのような所で話をするのはちょっと…と考えている方は、愚痴を言い合える友人・仲間を作りましょう。